経済 アベノミクス(アベクロノミクス)の破綻(その08)ーTPP交渉は大失敗 2014年5月9日 甘利明TPP担当相は「TPP交渉はまだ決着していない」と繰り返しているが、TBSなどは「大筋合意で決着」を繰り返している。バラク・オバマ大統領訪日の前後だが、基本的には秋の中間選挙で与党・民主党を勝たせるため、合意してい... 村野 太郎
最新の重要トピック アベノミクス(アベクロノミクス) アベノミクス(アベクロノミクス)の破綻(その06)―危険な量的金融緩和2(QE2) 2014年4月6日 日経平均が先週は1万5000円台をキープして引けたが、これは市場が黒田東彦総裁・岩田規久男副総裁の黒岩日銀による第2次量的金融緩和(QE2)を期待しているからだ。しかし、黒岩日銀による第1次量的金融緩和がそもそも異常なも... 村野 太郎
政治 アベノミクス(アベクロノミクス)の破綻(その05)―消費税増税がスタグフレーションを加速 2014年4月1日 本日2014年4月1日から、消費税増税が実施された。意図的な円安による輸入インフレ、社会保険料の引き上げなどと相乗して、日本国の国民の生活を直撃し、恐慌型長期デフレ不況が恐慌型スタグフレーション(不況下の物価上昇)にさら... 村野 太郎
オピニオン アベノミクス(アベクロノミクス) アベノミクス(アベクロノミクス)の破綻(番外編)―米国が仕掛けた「悪魔」の思想が原因 2014年3月24日 アベノミクス(アベクロノミクス)の「デフレ脱却」は「羊頭狗肉」であることが次第に明らかになってきている。「最後の砦」だった日経平均が調整局面に陥っていることはその証左だ。もっとも、日本経済の実力から外れた円安で生産、生活... 村野 太郎
最新の重要トピック アベノミクス(アベクロノミクス)の破綻(その04)―「最後の砦」日経平均も調整局面 2014年3月18日 今月3月14日の金曜日(株式相場では週末)に日経平均は前日比488円下落した。週明けの東京市場は押し目買いと見切り売りが交錯してもみ合っているが、前日比50円安の1万4278円で終わり、趨勢的には昨年の大納会につけた1万... 村野 太郎
政治 アベノミクス(アベクロのミクス)の破綻(その03)―減少した現金給与 2014年3月10日 遮二無二物価を上げようとするアベノミクス(アベクロノミクス)の成否のポイントのひとつは、賃金の上昇だ。すでに、円安・ドル高による生産、生活必需品関連の輸入品(資源・エネルギーや産業のコメである半導体、食料品など)の物価の... 村野 太郎
経済 アベノミクス(アベクロノミクス)の破綻(その02)―冴えないGDP 2014年2月20日 さる2月17日に、わが内閣府から昨年第四四半期の国内総生産統計が発表されたが、名目、実質でそれぞれ前期比0.3%増、0.4%増にしかならなかった。年率換算してもそれぞれ前期比1.2%増、1.6%増に過ぎない。この結果、2... 村野 太郎
経済 アベノミクス(アベクロノミクス)の破綻(その01)―経常収支は赤字 2014年2月17日 「朕は国家である」の安倍晋三首相が「今年も買いだ」と自我自賛し、マスゴミが鳴り物入りで提灯記事を書いたアベクロノミクス(アベノミクス)の破綻が誰の目にも明らかになってきた。日経平均が1万4000円前後まで下がっているのは... 村野 太郎
政治 日経平均の暴落で明らかになったアベノミクス破綻と都知事選【追記】 2014年2月4日 日経平均が大暴落を喫している。2013年の東証大納会で安倍晋三政権は「来年もアベノミクスは買い」と発言、日経平均終値は1万6291円だった。しかし、年明け後は乱高下を繰り返しながら、傾向的に下がり続け、本日4日は前日比6... 村野 太郎
政治 細川陣営、都知事選の大逆転に向けた秘策は「東京電力解体」(週刊ポスト) 2014年1月29日 週刊ポスト2014年2月7日号によると、細川=小泉陣営の秘策は、東京電力の解体だそうだ。東電はすでに債務超過に陥っており、市場原理に従えば法的整理のところである。安倍晋三政権と甘利大臣の経産省を筆頭とする原子力ムラは、そ... 村野 太郎
経済 NHKの提灯「報道」に騙されるな―破綻したアベノミクスは売り 2014年1月28日 NHKがやたらに楽観的な経済見通しを「報道」しているが、要するに安倍晋三政権の提灯持ちであり、「世論操作」に過ぎない。(日経)平均株価は1万6000円を少し超えたところで下がり始め現在、1万5000円前後になっている。ア... 村野 太郎
経済 米国、アベノミクス潰しに転換の可能性―ルー財務長官、円安誘導を批判 2014年1月20日 米国のジェイコブ・ルー財務長官が、アベノミクス(アベクロのミクス)に基づく日本の円安誘導政策の批判を行い始めた。いわく、「日本は内需を拡大させるべきで、為替に過度に依存すれば、長期的な成長は無い」というものである。... 村野 太郎
経済 米国、日本の長期金利がジワジワ上昇し始めている。 2014年1月4日 世界で最も重要な経済指標は米国の長期金利(指標となる10年物長期国債金利、表面利率2.75%、2023年11月償還)だが、その米長期金利2013年10月23日の2.50%を直近の底に、ジワジワと上昇し始めている。... 村野 太郎
政策提言 国際情勢 新年以降の展望―天皇制官僚支配新自由主義と共生共栄友愛主義の闘い【加筆】 2013年12月31日 2013年の大納会の平均株価の終値は、前週末比112円37銭(0.69%)高の1万6291円31銭となり、7営業日連続で年初来高値を更新、大発会の1万688円11銭に比べて年間で52%上昇した。同日の東証大納会では、安倍... 村野 太郎
最新の重要トピック 新自由主義 バーナンキFRB議長の量的金融緩和縮小宣言は新自由主義の敗北宣言 2013年12月19日 バーナンキFRB議長が18日(現地時間)、量的金融緩和を縮小させる宣言を行ったが、これは新自由主義政策の敗北宣言である。... 村野 太郎
最新の重要トピック 景気 12月短観に浮かれるなー2014年から日本経済は大幅に悪化 2013年12月16日 12月16日に今年最後の日銀短観が発表され、大企業製造業の業況指数は4期連続で改善した。しかし、この改善は主として、①消費税大増税に導くための13兆円規模の大型補正予算の執行②米国の量的金融緩和(QE1/2/3)の縮小に... 村野 太郎
経済 株価 「連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和縮小の見方広まる」は「終末」の動き加速の意味 2013年12月6日 7~9月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比3.6%増と、速報値の2.8%増から上方修正され、週間の新規失業保険申請件数が市場予想に反して前週から減るなど「良好」な米国の経済指標が相次いだことで、連邦準... 村野 太郎
経済 平均株価 根拠なきミニ熱狂―平均株価の1万5千円台載せはヘッジファンドの吊り上げ 2013年11月18日 平均株価がここ一週間で千円上昇した。さすがに、今週初は上昇一服で前日比1.62%下落の1万5164円。しかし、この動きは急すぎる。今年5月22日に日経平均株価終値は1万5,627円と5年ぶりの高値をつけた(ザラ場では1万... 村野 太郎
経済 景気は今後、本格的に悪化する―30兆円のデフレ財政が財政デフレを加速する 2013年11月14日 速報値だが、今年第三・四半期の経済成長率が鈍化した。基本的に消費税を導入するための13兆円規模のバラマキ公共投資の余波と消費税増税前の駆け込み需要の効果のみである。今後、今年度後半以降、景気は30兆円規模のデフレ財政で本... 村野 太郎
経済 国際情勢 アベクロノミクス(アベノミクス)の効果は完全に終焉 2013年10月26日 昨日10月25日の平均株価は前日比398円22銭下がり、1万4088円19銭で終了した。22日に発表された米雇用統計が悪いなど、このところの米国経済の指標がさえないことで、QE3の縮小が遠のき、長短期金利が低下、連れてド... 村野 太郎
経済 安倍晋三首相vs麻生太郎財務相の論争は茶番劇?―ネオ・リベラリズムは「悪魔の思想」 2013年10月9日 安倍晋三首相と「ナチス発言」が問題になった麻生太郎財務相(副首相)の法人税引き下げをめぐる論争が話題になっているが、茶番劇のようでもありそうでもないようである。その根底には、ネオ・リベラリズム(新古典派経済学から導き出さ... 村野 太郎
社会 東電の法的整理を拒否する甘利経済産業相の詭弁論法【追記】 2013年10月8日 市場原理を尊重するなら、東電は膨大な損害補償を行う必要があり、かつ、資産として評価されてきた福島第一原発の5号炉、6号炉も廃炉し、無価値になるから、同社は既に債務超過の状態にあるため、法的整理をすべきである。ところが、管... 村野 太郎
国際情勢 国際通貨制度 ドイツ連銀の米国からの金(ゴールド)移管がネットでの話題に―根底にドル不振 2013年9月29日 日本のマスゴミはあまり触れないが、ドイツ連銀が2020年までに外貨準備として米国のニューヨーク連銀に保有している金(ゴールド)300トンを本国に取り戻すことを決めたことが、ネットで話題になっている。日本の一部マスゴミによ... 村野 太郎
国際情勢 バーナンキFRB議長のジグザグ、米経済の病膏肓入りの表れ 2013年9月19日 ベン・バーナンキ率いる米連邦準備制度理事会(FRB)が政策決定会合である連邦公開市場委員会(FOMC)を開いて、量的金融緩和(QE3、月間850億ドル=約8兆3400億円=の債券購入)の縮小を取りやめた。それまでは、QE... 村野 太郎
政治 消費税増税法違反の増税強行は史上最悪の2014年度財政デフレをもたらす【加筆】 2013年9月19日 2013年9月17日午後1時半より、参議院議員会館会議室で、消費税増税に反対する緊急アピールの記者会見が行われた。サイト管理者は都合で行けなかったが、記者会見を行った識者のうちの一人である政経評論家の植草一秀氏がメールマ... 村野 太郎
国際情勢 TPP 自民、環太平洋連携協定(TPP)でも公約反故の公算大【訂正】 2013年8月26日 大手メディアで環太平洋連携協定(TPP)交渉なるものが加速してきたが、公約反故の公算が大きい。「寄り切り」で万事休すだが、何の反省もしないだろう。公約違反に苦しむのは国民だが、自公を大勝させたのは国民自身である。日本の「... 村野 太郎
最新の重要トピック 野口悠紀雄 野口悠紀雄著「虚構のアベノミクス」を読んで―破綻した新自由主義になおこだわり【補強】 2013年8月26日 早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問の野口悠紀雄氏が、ダイヤモンド社から最新刊「虚構のアベノミクス」を出版されている。サイト管理者は新聞記者時代に一橋大学時代の野口氏には三度ほどインタビューし、数ある著書の中から適宜選択... 村野 太郎
経済 安倍政権は消費税大増税宣言よりも「福島第一原発国家非常事態宣言」を【追記】 2013年8月23日 安倍晋三政権は消費税大増税実施判断、環太平洋連携協定(TPP)に全力を挙げているようなフリをしているが、福島第一原発は野田佳彦前首相の「収束宣言」どころか、汚染水を貯蔵するタンクから1日当たり300トン以上の高濃度汚染水... 村野 太郎
経済 アベクロノミクスの経過(その28)―貿易収支は悪化の一途 2013年8月20日 2013年08月19日、今年7月の国際収支統計が明らかになったが、アベクロノミクスの円安政策にもかかわらず、貿易収支は悪化の一途をたどっている。円安による輸出額の増加のスピードよりも、原材料価格が割高になったために輸入額... 村野 太郎
政治 政治 デフレ不況脱却なしに消費税大増税を強行する安倍政権―メディアが提灯報道 2013年8月13日 2013年08月12日のNHK(イヌ・アッチ・ケー)は午後21時の定例ニュースで、消費税大増税恐慌に向けたキャンペーンを開始した。政府と与党幹部の二人を登場させ、如何にも慎重派(段階的税率引き上げ)と積極派(即時8%への... 村野 太郎
政治 アベノリスク アベクロノミクスの経緯(その27)―アベノリスクへの転換は必然的(追加) 2013年7月22日 参議院選挙は予想通り自公の圧勝、みんなの党勢拡大、維新の頭打ち、民主の自滅になった。みんな、維新、民主は与党の補完勢力でしかない。野党は期待の生活、みどり、社民がふるわず、機能的に対米隷属勢力となっている共産党が議席を伸... 村野 太郎
社会 アベクロノミクス(その26)―地獄の黙示録が開始 2013年7月8日 本日8日、東京・渋谷の紀伊国屋書店に政治経済学者・植草一秀氏の「アベノリスク」を買いに行き、経済書の新刊コーナーに行ってみた。ところが、置いてない。15分くらい探しまわったが、アベノミクスを礼賛する低俗本がほとんどで、批... 村野 太郎
国際情勢 今年五月の米雇用統計、WSJ日本語版が面白い 2013年7月6日 米労働省が5日発表した6月の非農業部門就労者数(季節調整済み)は前月比19万5000人増加したことから、日本のメディアは米雇用市場の強い改善を示していると強調しているが、米WSJの日本語版は「求職者と、フルタイム労働を希... 村野 太郎
経済 アベクロノミクスの経過(その25)―消費者物価上昇率の推移について 2013年7月2日 時事通信社が消費者物価上昇率がマイナスからプラスに転じそうな記事および図を配信しているが、恐慌型の長期デフレ大不況を簡単に克服できる訳がない。すべては、参議院選挙対策である。事態を直視しよう。... 村野 太郎
経済 国際情勢 アベクロノミクスの経緯(その25)―油断できない金融・資本市場 2013年6月29日 東京株式市場は今週後半に切り返してきたことから、市場に安心感が漂っているが、その主因は各国中銀関係者が、「量的金融緩和終了の時期を遅らせる」(米FRB関係者)、「緩和継続の方針を確認」(ドラギ欧州中銀総裁)、「金融市場の... 村野 太郎